【常位胎盤早期剥離】無事出産

shutterstock_197117867-500x333

突然です、出血しています。

妊娠中、多目の出血は要注意です。今回の妊婦さんは偶然受診中の出血であり、妊娠37週の経産婦さんでもあったため、その後、急速に分娩が進行し、母子とも無事で、とても元気でしたが、出産後の胎盤の所見では、部分的に胎盤が剥がれていました。

赤ちゃんが生まれる前に胎盤が剥がれてしまうことを常位胎盤早期剥離と呼んでいます。100人の妊婦さんのうち、1人が発症することがわかっています。

母子ともに重篤な障害をもたらす危険性が高い代表的な産科救急疾患です。

その原因は・・・

まず、原因を知っておきましょう。特に注意を要する因子は常位胎盤早期剥離の既往・妊娠性高血圧症候群・絨毛羊膜炎・前期破水・腹部外傷・外回転術・・・その他の因子としては、羊水過多症・喫煙・子宮筋腫・多胎・血栓性素因などがあげられています。

リスクを減らしましょう

大事なことは、妊娠中あるいはそれ以前の食生活として、ビタミン・カルシウム・鉄分・オメガ3系脂質をバランス良く摂取すること。妊娠中は特に体重の管理をご自分で行ってゆきましょう。母子手帳を熟読し、ご自分のBMIを計算してみましょう。何事も極端は避け、平均的な体重増加を目指しましょう。それにより、早期剥離以外でも出産に伴うリスクを少なくすることが可能です。

気をつけておきたいこと

全身の循環状態を良好にすることは、胎盤機能も良好にすることにつながります。赤ちゃんにとっては、胎盤からへその緒を通しての循環に乗ってくる酸素や栄養が命なので、程よい食事のバランスに気をつけましょう。目安は体重の推移です。是非、健診の時だけでなく、お家でも計測してみましょう。

ともあれ、母子とも無事で本当に良かったです。

Twitterでフォロー